「当時、小さな子供がいましたので無理なく始めようと、田んぼに囲まれた湖南市の実家の倉庫で、私のように学びたい人のためにクラスをスタートさせました」と、2008年に滋賀県にYOGA STUDIO CITTA（ヨガスタジオチッタ）を始動させたインストラクターの青木千草先生は言う。「CITTA」とはサンスクリット語で心という意味で、忙しい毎日の中でも心の声を聴いて不要なものを手放し、ハッピーに生きましょう、という思いが込められている。ヨーガスートラ1章2節の”yoga citta vritti nirodhah”（ヨーガとは心の死滅である）というフレーズが、目指すヨーガの道とシンクロしたのだ。
2011年には滋賀県守山駅前に2店舗目をオープンさせ、現在「守山店」と「湖南店」を展開する青木先生は、レッスン指導に加えて「夢を叶える手帳講座」を随所で開催している。2013年に発売したオリジナル手帳の売れ行きも好調だそう。夢の実現には自分のCITTA（心）を知ることが肝心で、手帳を活用して自分自身と向き合うことは現代人にとっての「ヨーガのひとつ」と千草先生。マットの上でのプラクティスと並行すれば、なりたい自分にぐんと近づけそうだ。