(11/21)教えて!ドミニカ先生!【ハッピーな腰&背骨をつくる後屈】
月経何日目までを「生理中」と考えるべきか―。
指導者ならずとも、ヨギー二なら気になる話題からスタートしたSHIZENヨガスタジオ・ディレクター・ドミニカ・芹ヶ野先生による「プロップスを使ってティーチングスキルアップ」ワークショップ vol.4。実践メニューはこちら。
~MENU:【ハッピーな腰&背骨をつくる後屈】~
Virabhadrasana 1 ウィーラバッドゥラ・アーサナ1(英雄のポーズ1)
Utthita Parsvakonasana パールシュワコーナ・アーサナ(三角のポーズ)
Dhanurasana ダヌラ・アーサナ(弓のポーズ)
ところで、ハッピーな腰、ハッピーな背骨とは、どのような状態でしょうか。
背骨がゆるやかなS字カーブを描き、どこにもムリがなく、エネルギーにも滞りのない、伸びやかな状態でしょうか。
だとしたら、その伸びやかさはどこから来るのでしょうか。
そんな大きなテーマを抱えてまず取り掛かったのは…

そう、TadasanaからのUrdhva Hastasana。
胸骨を前ではなく上に引き上げ、同時に尾骨を下げる意識。
背骨の錨としての大腿骨の働き。
腕を持ち上げることでストレッチされる腰筋。
すべてのポーズの基本となるTadasanaをおさらいして、サイドストレッチに備えます。

「左足から頭頂はTadasanaと同じです。
右体側を縮めないでください。
頭は垂れ下がりませんよ」とドミニカ先生。

それでも、両体側の伸びが均一でないとしたら、背骨の長さに必要なだけの足幅を取っていないこと。
股関節周りの柔軟性が問題となり膝が90度まで曲げられないこと。
Uttita Parsvokonasanaの「観察」ポイントをひもといて行きました。



今回も貴重なお話しをシェアしてくださったドミニカ先生がユーモアたっぷりの語り口で繰り返されたのが「質」vs.「量」についてのお話しでした。
土台を意識して、ポーズとの一体感を最大限に受け取るための「質」の向上と、ホールドの長さや、土台から離れた部分のディテールなど「量」の向上において、いかなるときも「質」を優先させるべきだと。
当然のことのようで、つい忘れがちなことではないでしょうか。
「教えることは習慣なので、良い習慣をつけましょう。
いつまでも量ばかりに気を取られていると、怪我という産物しかもたらされません。頭で理解できたとしても、身体で理解するには時間が掛かるもの。様々な癖を何十年と習慣として体得してきたのですから。それでも質を向上させていけば、次第に量も向上していくでしょう。」
ひとりひとりに与えられるチャレンジと、勇気を持って向き合うことを教えてくれるような充実の3時間でした。
次回は12月5日(水)13時~
Vol5【背骨を伸ばして胸を開くツイスト】
Bharadvajasana バラドヴァージャ・アーサナ(賢者のねじりのポーズ)
Marichiyasana3 マリッチ・アーサナ3(片膝を立てた前屈のポーズ)
Knees side to side ニーサイドトウサイド
Setu Bandha Sarvangasana セーツ・バンダ・サルバンガサナ(太鼓橋のポーズ)
次回は、ツイストポーズで再び背骨にアプローチ!
ご褒美ポーズのKnee Side to Sideをプラスした4ポーズになります。
どうぞ、お楽しみに。
