(12/5)教えて!ドミニカ先生!【背骨を伸ばして胸を開くツイスト】

【プロップスを使ってティーチングスキルアップ】も12月に入ってラスト2回となりました。木々を美しく衣替えさせてくれる冬の寒気ですが、風邪をひきやすい季節ですね。

今回のワークショップで実践したツイストポーズは、浄化作用が期待できるものばかり。マイルドな後屈も、エネルギーが満タンでないときにも行えるポーズです。

~MENU:【背骨を伸ばして胸を開くツイスト】~

Bharadvajasana バラドヴァージャ・アーサナ(賢者のねじりのポーズ)
Marichiyasana3 マリッチ・アーサナ3(片膝を立てた前屈のポーズ)
Knees side to side ニーサイドトウサイド  ※Jathara Parivartanasana ジャタラ・パリワルタナアーサナ
Setu Bandha Sarvangasana セーツ・バンダ・サルバンガサナ(太鼓橋のポーズ)

でも、指導するとなると、また別のお話しですよね。
前回のワークショップで学んだ、胸の解放(引き上げ)や、前々回学んだ下半身のグラウンディング、そしてタダ―サナの基礎があるからこそ、自信を持って指導できるのがツイストポーズではないでしょうか。

肩が前に丸まっていたり、骨盤を立てられなければ、背骨を伸ばすことさえ難しいもの。ビギナーにとってツイストは、チャレンジの連続です。

「ツイストは、身体のどの部分から始まりますか?」
「背骨を上へと引き上げてくれるのは、どこの働きですか?」
「では、ビギナーの生徒さんは、どこからツイストさせる傾向がありますか?」
そんなドミニカ先生の質問に、どこからともなく答えが飛びだします。

ところで、ツイストポーズはいつも右側から始まりますが、なぜかご存知ですか?
「消化器系の動きも、エネルギーの流れも時計回りなので、右からツイストに入るのは、理にかなっています」と、ドミニカ先生。

セーツ・バンダ・サルバンガサナ(太鼓橋のポーズ)は、正しく行えば回復効果が期待できるリストラティブ的後屈ポーズ。
ドミニカ先生の適切な言葉による誘導で、みるみるポーズが変わっていきました。ポーズの中で動き(Movement)はなくとも、働き(Action)は続いていきます。

胸のひろがりを左右するのは、やわらかな内臓。そして、内臓をお椀のように包む骨盤。全てのヨガポーズはWHOLISTIC(全体の関係性から生まれる調和)だと思いださせてくれるポーズです。

Yoga is an art, a science and a philosophy.

B.S.K アイアンガ―先生の言葉をドミニカ先生がシェアしてくださいました。
アーティストの独創性と、科学者の探求心。哲学者の知性、を常に持ちたいですね。

いよいよ、次回は最終回。

~Vol6 MENU 【股関節の柔軟性と安定性を養う】 12月19日(水)13時~

Baddha Konasana バッダ・コーナ・アーサナ(合蹠のポーズ)
Supta Virasana スプタ・ヴィラ・アーサナ(仰向けの英雄座)
Supta Padangusthasana スプタ・パダングシュタ・アーサナ(横たわった親指のポーズ)

最後は、ご褒美ポーズとも呼べるリストラティブポーズをご用意しています。重ーいコートを脱いで、ほっこりリラックスしにいらしてください。