教えて、ドミニカ先生!「ビギナーに学ぶ指導のあれこれ」

6月27日、「プロップスを使ってティーチングスキルアップ」in大阪、第2回目が開催されました。

当日は大阪の他に、京都や神戸、滋賀などから、20名強のヨガインストラクターさんがお集まりくださいました。



さて、この日のワークショップは、前回の質問からスタート。
そして、復習を兼ねて立位ポーズの適応をペアワークでプラクティス。

骨格的に内またのひと、外またのひと(ドミニカ先生)の立ち姿勢を比較しながら、Tadasanaをいまいちど。
土踏まずの引き上げについてのレクチャーです。



前回のワークショップで、「ビギナーに教えること」という壮大なテーマについて、ドミニカ先生からお話しがありました。
どんな時もビギナーを教えられるような勉強をしておくこと。
またビギナーを教えることで得られる大切な学びについて。

ということで今回は、会場となるチャコット心斎橋店のスタッフ「聖子さん」に生徒役モデルをつとめていただきました。

バレエの経験があり、ヨガは未経験。柔軟性はある様子です。 

ドミニカ先生のビギナーの生徒への日本語でのリードを見守る皆さん。
生徒さんに触ることなく、鏡になるデモンストレーションと言葉だけで誘導していきます。



ビギナーの指導で、特に注意したいのが前屈のポーズです、とドミニカ先生。
「日頃から後屈が日課です!」という方は少なくても、なんとなく前屈ってストレッチ感覚でしますよね?
顔をすねに着けば「柔軟=◎」という風になんとなく刷り込まれて来ましたが、背骨を解放してエネルギーを全身に通わせる。という目的に置いた場合の、ビギナーへの適応はというと・・・

坐骨が立つ位置まで臀部を持ち上げ、脚を働かせます。
もはや前屈ではないのでは?と思われるかもしれませんが、坐骨の上に背骨が上へと伸びていること、土台となる脚の裏側が気持ちよく伸びて前屈への下地ができている状態です。



また今回のワークショップではビギナーへの指導以外に、「女性のためのヨーガ」の観点からいくつかの代替ポーズの提案がありました。

鍵となるのは、「熱を作り出す」ポーズを避けること、でした。

いくつかご紹介しておきます。

まず子宮を圧迫するDanurasanaの代替ポーズは、Supta Virasana。
または通常のVirasna。腕にヴァリエーションをつけます。
Virabhadrasanaの代替ポーズは、Trikonasanaを。

そして、クールダウンさせてくれる前屈系ポーズを、子宮を圧迫しないリストラティブアプローチで。

この辺りのお話しは、7月5日(金)に京都のヨガスタジオTAMISAで開催される『ホルモンバランスを調える、リストラティブヨガ』WSで詳しくお話しいただき、また実践しやすいシークエンスをご紹介いただける予定です♪ 

シャヴァ―サナの代わりに最後に実践したViparita Karani。
上級者のための、ボルスターをダブルで使うヴァージョンもあります↑

☆☆

最後になりましたが、ドミニカ先生&マヤ先生、お誕生日おめでとうございます!
こうして初めての大阪ワークショップを作ってくださってる皆さんがお祝いしてくださいました。

Hさん、グルストートラムの贈り物、ありがとうございました◎

次回はいよいよ最終回。今回の前屈ポーズで見た土台づくりと背骨の伸張を元に、胸を拡げてくれるvol.5「背骨を伸ばして胸を開くツイストと、「股関節の柔軟性と安定性を養う」vol.6 をプラクティスしていきます♪

また、翌日の7月5日の10時半からは、ヨガヴィオラ・トリコロールでスペシャル2時間ワークショップも。

どうぞお楽しみに。