動きを促すことと、働きを継続すること。【背骨を伸ばして胸を開くツイスト】

「Movement(動き)を促すのがインストラクターの仕事。
Action(働き)を継続するのは生徒の役割です」とドミニカ先生。



梅雨前の湿気を帯びた、初夏の水曜日。
6月4日にスタジオ・ヨギーTOKYOにて開催されたワークショップ
『プロップスを使ってティーチングスキルアップ』vol.5の様子をレポートします。

~vol.5「背骨を伸ばして胸を開くツイスト」MENU~

バラドヴァージャ・アーサナ
マリッチ・アーサナ3
ジャタラ・パリワルタナアーサナ
セーツ・バンダ・サルバンガサナ

ワークショップはまず、マリッチ・アーサナ1とマリッチ・アーサナ3の違いのレクチャーからスタート。

背骨の健康がいかに大切かについてはVol.3,Vol.4で学んできた通りですが、座位から背骨をねじるにあたり「鍵」となる、脚の働きや胸の広がりをまず復習。

折り曲げた足の位置によっても、腹部の圧迫や弛みが感じられることも体感しましたね。
そのあたりをしっかりおさらいしてから、アジャストのペアワークを行いました。

「いつでもアーサナの質を優先しますよ」とドミニカ先生の声が響きます。

「深くねじろうとして胸の開きが損なわれると骨盤が後傾して、内臓が圧迫されます。
プロップスが必要になるのは、体が硬いからではなく、トルソーに対する手足の長さと言ったプロポーション(比率)の問題ですね」とドミニカ先生。

バラドヴァージャ・アーサナは、マリッチ・アーサナ3を応用して。

ここでも、インストラクターは動きを促してあげるのが役目です。

ジャタラ・パリワルタナアーサナは、「無理やり肩を床につけ、頑張ることが目的ではありません!」

おなかの中にスペースを作ることを優先するためには、足をきちんと重ね合わせることがポイントです、とドミニカ先生。



ドミニカ先生と集まった皆さんにたくさんを学んだワークショップとなりました。
今回の宿題は、ヨガベルトを用いたショルダーオープナー。ほんの数分で十分です。

空き時間などに取り入れて、こっそりセーツ・バンダ・サルバンガサナをシミュレーションしてみるのはどうでしょうか?



早いもので、来週は最終回です。
6月11日(水)のテーマは、Vol.6「股関節の柔軟性と安定性を養う」。

リストラティブヨガのアプローチを使って、硬い股関節には柔軟性を、柔軟すぎる股関節には安定感をもたらしましょう。

どうぞお楽しみに!

◆おわり◆